模造品に注意

お使いのbremaboは本物ですか?

■模造品とは・・・

模造品とはbrembo製パーツはほぼ使用されておらず、当然ながらbrembo社のサポート 対象外製品です。
具体例をあげると・・・
brembo製ではあるもののメルセデスやメルセデスといった量産車用OEMキャリパーを主に使用し、
勝手に“brembo”のロゴマークを製作してbremboに似せて使用している物が多い。
また、このようなキャリパーは、ペダルフィーリングや剛性等の性能も良くも悪くも所詮純正パーツのレベルであるため、リニアでハイパフォーマンスを望む多くのユーザーには期待を裏切る結果となる。
一番問題なのは、ディスクやフローティングピン(ボビン)を韓国製、オーストラリア製、最悪な物では日本製ではあるが、ブレーキ専門外の鋳物工場で似せて作られた非常に安価なディスクを使用し、ブラケットやベルハウジングなどはジュラルミンと謳いながら安価で切削しやすい為柔らかいアルミ材を使用しているケースが非常に多いので、非常に危険度が高い製品である。
ブレーキホースに関しては、基準がいい加減な韓国製や中国製を使用している場合が多く、見た目こそステンメッシュではあるが、純正ホースよりも膨張率の高い低性能な物も確認されている。
さらに、組み付けがいい加減で圧力テストもせずに出荷されるため、クレームも非常に多い。
長さが合わない場合などは、なんと引っ張って伸ばしつじつまを合わせる荒業もすくなくない。
一般的な見分け方は、カラフルなカラーのアルマイト(硬質ではない表面処理)のベルハウジング(ベルハット)が特徴的で、ブレーキディスクにもむやみやたらにドリルド (ピンホール)加工を施してある物が多い。
また、
bremboでは設定の無い340パイのラインナップが主力で、最近では大きい=偉い!?とも執れるような設定もあるようです。

※さて、これらを実際に装着するとどんなトラブルがあるかを以下にまとめてみましょう。
 ○ パフォーマンスが低い(効かない・性能が不安定等)
 ○ すぐにジャダーが出る(温度が上がるとハンドルが震える等が多い)
 ○ ディスクの減りが著しい(編摩耗やクラック等も起こる)
 ○ 左右で当たりが違う(ディスクの色が左右で変わる・斑点模様のように黒っぽい酸化物の模様が出やすい)
 ○ 雨の後などすぐに錆びる
上記が代表的な症状、不都合。

これらもを総称して
模造メーカーと呼ぶが、コンセプトは性能や安全性を2の次に、いかに安く造るかに絞られている。
ブレーキは、特に生命に関わる重要保安部品ですので、知識の豊富なショップにて慎重に選んでください。