ブレーキパッドは走行スタイルに合わせて選びませんか?詳しくご紹介

ブレーキパッドは走行スタイルに合わせて選びませんか

 

ブレーキパッドとは、ブレーキの効きの良さに関わる大切な部品です。そのため、走行スタイルに合わせてブレーキパッドを選ぶことが大切でしょう。

普段使いの利用が多い方はノンアスベストでできたブレーキパッドを、高速域を走行することが多い方はメタリック素材のものを、両方行う方はセミメタリック素材のものを選ぶと安心です。

ブレーキパッドの選び方とは?

ブレーキパッドとは、車のブレーキを構成している部品のひとつです。ドライバーが車の走行中に停車する時には、ブレーキペダルを踏みます。そうすると、ブレーキペダルと連動してブレーキパッドがタイヤを摩擦材で押さえつけます。このブレーキパッドの働きによってタイヤの回転力が落ちて、車は停まるのです。

ブレーキの効きが悪いと走行に危険を来たしますし、最悪の場合は事故にも繋がりかねません。ブレーキパッドは消耗品のため、定期的な交換が必要な部品です。しかし、どんなブレーキパッドでもいいという訳ではありません。大切なのは、車の走行スタイルに合わせてブレーキパッドを選ぶことです。「普段使いが多い方」、「高速域での走行を楽しみたい方」、「普段使いと走行の両方する方」の3つのスタイルに合うブレーキパッドとは、どんなものでしょうか。

普段使いが多い方

通勤や買い物、休日のお出掛けなど、車が生活の必需品であるという方は多いはずです。このような普段使いが多い方におすすめなのは、「ノンアスベスト」という素材のブレーキパッド。ノンアスベストでできたブレーキパッドの特徴は、きわめて持ちがいいこと。高い耐摩耗性を持っているので、頻繁に交換する必要がありません。

普段使いで一般道を走行する時は、速いスピードを出す機会は少ないのではないでしょうか。ノンアスベストでできたブレーキパッドが最も性能を発揮するのは、低速域を走行中の時です。車を走行中に子どもが飛び出してきたり、うっかりしていてブレーキペダルを踏むタイミングが少し遅れたりしてしまった時でも、しっかり停まることができます。低速域で走行中でのブレーキの効きが良いことは、毎日暮らしていく中での安心感に繋がります。

ノンアスベストのブレーキパッドの良いところは、ブレーキ音が小さいこととダストが少ないことです。街中や住宅街で車を走行する時には、ブレーキ音が意外と響いているように感じます。こんな時、ブレーキ音が小さいと周囲を気にせずに車を利用できます。また、ダストが少ないのでホイールに汚れが付きにくいのも嬉しいポイントではないでしょうか。

一方で、ノンアスベストでできたブレーキパッドは高速域で走行中の時に関しては、ブレーキの効きが他の素材でできたものよりも少し悪くなります。

高速域での走行を楽しみたい方

車で高速道路を駆け抜ける時は、何とも形容しがたい快感があります。きわめてパーソナルな車内空間において、スピードが上がるにつれて進行方向とは逆にシートに体が押し付けられながらハンドルを操作するのは、まるで全能感を手に入れたかのように思えます。高速道路の利用が多い方や車の走行会に参加している方におすすめなのは、「メタリック素材」でできたブレーキパッドです。

メタリック素材のブレーキパッドの特徴は、高速域で走行中にブレーキがよく効くこと。高速域で走行中には、判断は瞬間的に行っていかなければいけません。その瞬間的な判断に適応できるのが、メタリック素材のブレーキパッドです。ブレーキがうまく効かないと大きな事故に繋がりかねませんが、高速域で走行中にしっかりブレーキが効くと安心できます。

一方で、普段使いにはメタリック素材のブレーキパッドはあまりふさわしくなく、低速で走行中にはブレーキの効きが悪いと感じることが多いかもしれません。メタリック素材のブレーキパッドの車で街中や住宅街を走行する場合は、周囲によく目を配って安全運転に努めるようにしましょう。

メタリック素材のブレーキパッドはダストが多く発生しホイールに汚れが付着しやすい上に、ブレーキ鳴きも頻繁に起こります。「キーキー」というブレーキ鳴きは走行中に集中力が妨げられるので、嫌がる人が多いのは確かです。

普段使いと走行の両方する方

普段使いにも利用する車で高速走行もしたいという方におすすめなのは、「セミメタリック素材」でできたブレーキパッド。セミメタリック素材に主に使用されているのは、スチール繊維です。ノンアスベストとメタリック素材の間のブレーキ性能が期待できます。

峠やカーブの多い山道であっても、セミメタリック素材でできたブレーキパッドの車なら安心して走行可能です。ただし、ノンアスベストのものよりもブレーキ音は大きく、ダストも多く発生します。ただし、メタリック素材のブレーキパッドの魅力である高速域を走行時のブレーキの効きの良さも実感でき、より快適に走行できるでしょう。言わばノンアスベストとメタリック素材のいいところを取ったものです。

まとめ

車を普段使いしている方はノンアスベストでできたブレーキパッドを、高速域で走行することが多い方はメタリック素材のものを、両方を楽しみたい方はセミメタリック素材のものを選んでみてもいいでしょう。

「有限会社 HRD」では、性能の高いブレーキシステムを多数取り揃えています。お客様の走行スタイルに合わせてご提案することも可能です。お問い合わせをお待ちしております。